診療テクニック
2020.08.07
みなさん、こんにちは!!
診療所のSです。
今日は診療で役立つテクニックをご紹介したいと思います!
ミラーとバキュームについてです。
基本的なことばかりですが、参考にしていただければ嬉しいです!
まずはミラーテクニックから。
ミラーを使いこなせるようになると、いつもの施術が本当に楽になります!
ミラーの役割
1.鏡視
直接見えないところが見えるように!
一見、見えていそうなところでも、遠心など見落としがちなところは必ず鏡視で確認します。
2.排除
頬側は口を少し閉じてもらうと頬粘膜が伸びやすくなり、視野の確保ができます。
口角から引っ張らず、頬粘膜を広げるように。
歯肉に当てると痛いので注意が必要です!
舌圧や口唇圧が強い人にはロールワッテを併用すると排除しやすくなります!
3.照明
ライトを反射させるとライトの届きにくいとろも見やすくなります。
ミラーに対して直角に当てるのがポイント!
バキュームの役割
1.吸引
お水はもちろんのこと、切削片や時には煙を吸引することも大切な役割です。
また貯留水だけでなく、唾液などを吸引することで防湿や視野の明示にもなります! 私は乾燥させたいときには、必ずスリーウェイのエアーだけでなくバキュームも使用します!
チップは歯列弓と平行にするのがポイントです。
奥に溜まった水を吸引する場合は臼後三角で。
この部位も勢いよくバキュームチップをもっていくと痛いので優しくゆっくりと。
2.圧排
視野の確保はもちろんのこと軟組織の安全の確保にもなります。
ミラーと同じく口唇をひっぱるのではなく、頬粘膜を内側から広げるように排除すること、
また舌圧や口唇圧の強い患者さんにはロールワッテを併用することがポイントです!
★先生がタービンなどを持ったら、先にバキュームを口腔内に入れてスペース、視野を確保出来たらばっちりです!!
いかがでしょうか?
基本的なことですが、どちらも診療には欠かせないポイントです!
特に治療のアシストにつく時には、先生と患者さん双方の負担をどれだけ軽減でき、円滑に診療が進められるか、基本的なことから私も日々研究しています!!
ぜひ参考にしてみてください。
★サンスター商品について